「勇気を持って」決着先送りを=普天間問題で首相に辻元氏

 辻元清美国土交通副大臣は28日、BS番組の収録で、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、5月末の決着を明言している鳩山由紀夫首相に対し、「(同県名護市の)辺野古に決めたら(首相の)辞職につながっていきかねない危機。非常にややこしい時期だから、勇気を持ってもうちょっと考えさせてほしいと言ってほしい」と述べ、決着時期の先送りを促した。
 政府は辺野古キャンプ・シュワブ沿岸部を移設先とする現行計画の修正案で調整に入る方針。これに対し、辻元氏は「自民党時代もできなかったようなことに手を染める必要はない」と述べた。(2010/04/28-19:21)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010042801001