鳩山首相 普天間移設、泥再利用の埋め立て案に関心

普天間移設、泥再利用の埋め立て案が
 沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、名護市キャンプシュワブ沿岸部の「くい打ち」方式に代わって、名護市内の工事などで生じる「泥を再利用する」埋め立て案が浮上し、鳩山総理は環境への配慮と言えると、関心を示していることが判りました。

 政府は、キャンプシュワブ沿岸部での代替施設建設という現行案の修正案として、「くい打ち方式」を検討していますが、アメリカ側は難色を示しています。

 新たに浮上した案は、北澤防衛大臣が鳩山総理に進言したもので、名護市にある羽地内海などの工事で生じる「軟らかい泥」を再利用して、キャンプシュワブ沿岸部を埋め立てるというものです。

 しゅんせつ工事などで生じた「泥の再利用」は、沖縄県内の泡瀬干潟羽田空港の滑走路でも実績があり、埋め立てのために沖縄県内の「山を削らない」という点で、環境に配慮していると言えると鳩山総理も関心を示しています。

 ただ、埋め立てに変わりはなく、日光がさえぎられることによる海洋生物への影響にも違いは無く、アメリカ側の反応も不透明です。(19日11:12)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4431485.html