外相「埋め立ては自然への冒とくではない」

< 2010年4月27日 17:16 >
沖縄・宜野湾市アメリカ軍普天間基地移設問題をめぐり、鳩山由紀夫首相が「名護市辺野古の海の埋め立ては自然への冒とく」と発言したことについて、岡田克也外相は27日の参議院外交防衛委員会で「埋め立て一般は自然への冒とくとは考えていない」と述べた。

 公明党浜田昌良議員「埋め立ては自然への冒とくというのは両大臣も同じ見解でしょうか?」

 岡田外相「埋め立てがどうかという話は、埋め立て一般は自然への冒とくという風には考えていません」

 北沢俊美防衛相「人工的にそれを変えることは、一般的にいえば自然を破壊するということで好ましくないんだろうと思うが、しかし、人間社会が継続していく中で様々な要求がある」

 また、浜田議員が「埋め立てとくい打ち桟橋方式を比べて、自然への影響は大きく違いがあると考えるか」とただしたのに対し、北沢防衛相は「一概に言えない。両説ある」と述べた。

 政府内では、鹿児島・徳之島への移設と組み合わせる形で、辺野古沿岸部に移設する現行案の修正が検討されているが、鳩山首相が埋め立てに強い難色を示す一方で、海底にくいを打って桟橋のように滑走路を造る方法は現実的に困難との見方も出ていて、模索が続いている。
http://www.news24.jp/articles/2010/04/27/04158187.html