「自民」と「みんな」に要望 中国商標と口蹄疫問題 あさって山中市長が上京

「自民」と「みんな」に要望 中国商標と口蹄疫問題 あさって山中市長が上京

 中国商標局に「松阪牛・松阪肉」の申請を却下され、一部の松阪牛農家が子牛を購入している
宮崎県での口蹄疫問題とダブルパンチの松阪市山中光茂市長は、県を通じて7日に農水省畜産部の
幹部と会う約束を取っていたが、首相が交代する慌ただしい政局を理由に延期され、予定していた日
自民党の宮腰光𥶡・農林部長とみんなの党渡辺喜美党首に要望を聞いてもらうことになった。
農水省へも要望だけは届けるという。

 山中市長の話では、商標の申請却下が決定的となった大型連休明けから4度にわたって中川昇副市長
と山口天司農林水産部長が、民主党県第4区総支部に出向いたが駄目で、その間に口蹄疫の問題も起き、
県を通すルートで調整を開始。5月下旬になって今月7日午前11時ごろ農水省の部長級幹部と会える
見通しが立ったという。

 ところが3日に県から「延期したい」と言われ、理由を尋ねると農水省が「政治的理由で駄目になった」
と言っていることが分かった。

 実は山中市長の元に、関東地方の民主党参院議員から電話があり「サポートできることはないか」と
言うので頼んでいたが、1週間後に「幹事長室から明らかな圧力があり『動くな』と指令が出た」との
返事。民主党を通しても県を通しても、第三のルートでも駄目で、「地方から国に陳情するルートが
全くない」と嘆きは怒りに変わった。

 7日は午前10時に宮腰会長に、午後2時45分に渡辺党首に会い、本来農水省に行く予定だった午前11時
に同省へ「行くは行く」。松阪牛連絡協議会会長である山中市長と副会長の瀬古清史・瀬古食品社長が
出向き、子牛市場のネットワーク化と増産体制の確立、地域ブランドの保護などを訴えてくる。
久保行央多気町長と森本武治・松阪牛協議会副会長の同行は取りやめた。


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