辺野古地区 条件付きで容認へ

辺野古地区 条件付きで容認へ
5月21日 20時42分

沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題をめぐり、「キャンプシュワブ」がある名護市辺野古地区の住民の代表が、今後の対応を協議した結果、政府が現行案を微修正する形で、より沖合の沿岸を埋め立てて滑走路を建設するのであれば、地元への補償などを条件に容認する考えで一致しました。

普天間基地の移設問題で、政府は、現行案を修正し、沖縄県名護市辺野古のキャンプシュワブ沿岸部に環境に配慮した工法で滑走路を建設するとともに、沖縄で行われているアメリカ軍の訓練の一部を鹿児島県徳之島などに分散移転するとした政府案の骨格をまとめ、今月中に日米の合意文書を取りまとめたいとしています。こうしたなか、21日、名護市辺野古地区の住民の代表が集まり、今後の対応を協議しました。その結果、政府が現行案を微修正し、より沖合の沿岸を埋め立てて滑走路を建設するのであれば、これまで容認してきた現行案とあまり変わらないとして、地元への補償や騒音対策など地元の求める要求が一定程度、満たされることを条件に容認する考えで一致しました。このあと、辺野古地区の大城康昌区長は記者団に対し、「13年間、前の政権からずっと話し合いを続けてきた。滑走路をできるかぎり沖合に建設するのであれば、これまでの議論の延長として、条件をつけて話し合いを受ける用意がある」と述べました
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100521/k10014604851000.html